ファイルシステムの修復

ディスクエラー時のファイルシステムの修復は、一般にマウントしたままでは不可能のため、

  • シングルユーザーモードでリードオンリーしてチェックする.
  • 他のOSのどちらかでチェックを行なう。

[手法1]

シングルユーザーモードで修復を行なう。

  1. GRUBのブート画面で [e] キーを押し編集モードにする。 
  2. 起動するシステム(kernel ... )の行の行末に移動する。 
  3. singleと入力して、[Enter]キーを押しブート画面に戻り [b]キーを押して再起動する。 

[手法2]

他のOSとして、KNOPPIXを立ち上げる。

  1. セーフモードで立ち上げる場合には、初期スプラッシュ画面のbootプロンプトから
    boot: failsafe
  2. Linuxが起動したら、コマンドプロンプトから
    mount -t ファイルシステムタイプ -o remount,rw /マウントポイント
  3. コンソールモードで立ち上げる場合は、
    boot: knoppix 2 noswap lang=ja
  4. 詳しくは、bootプロンプト表示時にF2若しくはF3で確認出来る。 
  • 以下の作業は共通。OSが起動したら、rootコンソールから以下のコマンドを実行する。 ディスク上の物理不良セクタを走査しマーキング
    fsck -cp デバイス
  • 非破壊式の読み取り/書き込みテスト
    fsck -ccp デバイス
  • -pは非対話モード。 フロッピーディスクの場合は、
    mbadblocks デバイス